原子力構造材料の応力腐食割れ(SCC)評価技術の開発
低炭素社会の実現やエネルギーの安定供給という観点から、既存の軽水炉を長期間にわたり安全かつ安定的に運転することの重要性は、ますます高まっています。一方で、長期運転に伴い、機器には応力腐食割れ(SCC)など、時間とともに進行する損傷が発生する可能性があります。SCCは近年でも新しい事例が報告されており、その詳細なメカニズムは現時点も完全には解明されていません。しかし、SCCの特性を正しく理解することで、適切な管理が可能な課題であると認識されており、代表的な機器を対象とした評価技術の整備が進められています。
今後、さらに長期にわたる安定運転を実現するためには、既存の評価技術の高度化や適用範囲の拡大に加え、SCC現象の理解に基づいた新しい予測・評価手法の開発が求められます。
本採用では、こうした研究開発を推進する人材として、比較的長期間を要するSCC関連の研究に、粘り強く取り組んでいただける方を募集します。
・原子力構造材料のSCC進展特性の評価
・SCC発生、進展予測手法の開発
・SCCを考慮した機器の健全性評価手法の開発・高度化
【学歴】
修士または博士課程修了者(新卒・キャリアいずれも可)
【研究専門分野/専攻学科】
・強度、材料、腐食に関する基礎的な知識をお持ちの方(必須条件)
・高温水中環境のSCCに関連する研究または業務に従事した経験をお持ちの方(希望条件)
・破壊力学に関する基礎的な知識をお持ちの方(希望条件)